げーむろぐ

クリアしたゲームの備忘録。RPG/アクション/ADV/ノベルがほとんど。

イースⅧ Lacrimosa of DANA レビュー

イースⅧ Lacrimosa of DANAをクリア。

store.playstation.com

 

ちょっと前にやってたセールで3000円くらいで買えたので
塩漬けしておく予定でしたが、ちょっとやったら最初のフィールド曲が良くて
そのままズブズブ行ってしまった感じで。
イースシリーズはⅣ(セルセタの樹海)に続き2作目です。

 

 

総評

総合評価はA+。

アクションは順当に進化していて、
ストーリーもアクションRPGとしてはかなり凝った作りになっているんですが
ちょこちょこ不満点があってS入りならずといった感じでした。

プレイ時間は35時間ほど。地図埋めやクエストをできる限りやってたので
話だけ進めるなら25時間くらいで行けるのではないかな。

 

良かった点

アクションはセルセタの時よりも進化していて、より立体的な戦闘が楽しめる。
ダーナ編はルミナスモード取ってからは、隙がまったくないため
ひたすら避けて張り付いてでヒット数稼げまくるのでかなり楽しい。
(これ使った後他のモードに戻るのがつらい)

ダンジョンの謎解き要素も本編では薄味ながらも、
おまけダンジョンの地下聖堂ではそれなりに凝った物が用意されているので
アドベンチャー的な楽しさもアリ。

シナリオ構成は見事の一言。
また過去の文明のやり残しを清算することになるんやろな、と思っていたら
二面進行でシリーズの主人公と今作のもう1人の主人公を
時間を超えてリンクさせてくるとは。BGMも現代とダーナ編で大分違っていて、
ダーナ編は神秘的だったり哀愁を感じる曲が多い。

良くなかった点

アクション自体は楽しいが、後半の雑魚敵に面倒な奴が多く爽快感はそこまでではない。
ターゲットも勝手に移るせいで使いにくい。
対象の敵のスタン値も見えるようになるから大型の敵相手だとターゲットしておきたいが、
倒してないのに最も近い敵?に勝手に移ってしまうので乱戦だと使えない。なんでだよ。


ストーリー進行に若干難アリ。
世界の繋がりが見えてくるまでは、キャンプの度に回想やら
ダーナ編の強制がテンポを損なって煩わしく感じる場面もある。
わかってからはわかってからで、自由に行き来できないのがもどかしいので、
この辺りをある程度は裁量持たせてくれてよかったんではないかなとは思います。

後は防衛戦か。
一旦村に戻って~ってところで発生するのはまだしも、
良いところでオウムが飛んでくるのはちょっと鬱陶しいかなあという感じ。
任意って言われてもね…
制圧戦の方はクエスト処理するタイミングでできるし、
バフもりもりで楽しいので特に不満はない。

グラフィック的な面だと、キャラのモデルはあまり良くない。
少し前のゲームだし、元々Vitaでもできるように作ってたので仕方のない部分ではある。

 

その他補足事項

アクションの進化

・自由にジャンプができる
後半は2回できる。浮かせた敵への追撃はもちろん、
足場がない空中にいる敵を攻撃して回避で着地みたいなこともできる。

・ブレイクシステムの追加
弱点以外あまり通らない敵でも、弱点属性でブレイクさせると
普通に攻撃が通るようになったので、他の敵を攻撃してて
味方がブレイクしてくれたらそっちに加勢みたいな感じにもできる。
まぁ結局全部自分がやった方が早いっちゃそうなんですが、
切り替えもワンボタンでできるようになったのでお手軽。


ストーリー

かなり大雑把に言うとクロノトリガールドラの秘宝みたいな感じ。
っても過去を変えた結果により未来が変わる部分は、
道作ったり建物保護したりするだけなので
お互いが意識を共有して問題解決に向かう部分が重要。

涙の日は単一種が広がり過ぎて生物の進化的にどん詰まりになった時のリセット手段。
最後の神による世界の再構成みたいな話も含めて
インド的な世界観を基にしていると思われるが、
ルドラの固定周期とは違ってあくまで大樹の判断によって引き起こされるっぽい。
また涙の日が起こるかもしれない、って言ってたけど大樹の中枢が
ダーナになったからないのでは。意志は眠っていてエネルギー源になっているだけ?
見たのはEND2だったので、TRUE ENDを見ればまたなんかわかるかも。

 

・疑問点
リコッタは結局普通の人間なのか?両親は?
オケアノスは明らかに複数体いるけど他の個体の考慮しなくていいのか?


爽快感のなさ

後半の雑魚敵は古代種がほとんどになるんですが、中型~大型は
大体恐竜の様な生物になりこいつらがとにかくタフで攻撃範囲も広い。
武器の強化に必要な素材が理晶石に切り替わった辺りが特にしんどく、
ヴェロキラプトルみたいな奴は数も多く難敵。

また、不死の特性持ちは特定の冒険具がないと倒せない上に
入手前の幽霊船でも不死持ちがわんさか出てくる。
大体こういうのは対策が最初に出てくるとこで取られるもんなんですがうーん。

 

BGM

フィールド曲が色んなパターンあって聴き応えがある。
SUNSHINE COASTLINE
The Sibylline Road
CORRIDOR OF THE LOST AGES
辺りがお気に入り。