げーむろぐ

クリアしたゲームの備忘録。RPG/アクション/ADV/ノベルがほとんど。

Flyable Heart レビュー

Flyable Heartをクリア。

 

unisonshift.amusecraft.com

このゲーム自体は大して興味なかったんですが、スピンオフ作品のタイトルに惹かれたものの
前提がでかいなと思ってスルーしつつあったのがこの状況+セールで踏ん切りがついた形で。
…ゲーム触るきっかけはそれなりに重要だと思って書いてるんですが、
ここ最近セールばっかりでこれ要る?となりつつありますね…

 

 

総評

総合評価はB。

前述したスピンオフの準備としてやってるので、特にハードル上げることもなく
あんまり書くことがないというのが正直なところですが…

基本的に2人1組のセットで設定が組まれているみたいで、
桜子・茉百合は父親が重要なファクターとなるシナリオで、
天音・くるりは皇家の複雑な家族関係が織り成すシナリオで、
結衣・すずのが世界の本質に触れるシナリオとなっています。
実質上のTrueシナリオであるすずのは例外とすると、
茉百合とくるりはもう一方と比べてやたらと短い。
また、白鷺家も皇家も家族構成的にかなりエグい話になりそうなものの、
そこまでの描写はなく終わり方もかなりふわっとしています。
全体的に消化不良というか、葛藤が短いというかでスルスル進んでいって
えっもう終わり?みたいな感じになることが多かったです。
唯一綺麗に締まったのが天音√。EDの入りが非常に良い。

BGMはピアノが非常に良いです。流石水月綾氏ですね。

プレイ時間は20時間くらい。イチャイチャ部分は結構飛ばした。


シナリオ構成

総評で書いたようにペアになってるんですが、
それぞれ終盤での展開も類似しています。

※世界の呼称がややこしいので、晶が元々いた世界を晶の世界、
 主に物語の舞台となっている世界を結衣の世界と呼びます。

桜子・茉百合は途中で晶の世界に戻るけど、結衣の世界での出来事の影響がある。
結衣の世界では4年前に白鷺家で起きた事件で恐らく晶の父親が亡くなっているのも込みで
茉百合の性格への影響も出ている…というか桜子と知り合った時期も含めて、
結衣の世界でも晶の父親がドナーとなっていてそれがきっかけで知り合っている?
うーんなんか考えながらちょっとやり直してたら色々気付いてないだけな気もしてきた。

天音・くるりは致命的な出来事が起きた日を1日だけやり直せる
(その後元の世界に戻ったかどうか名言はなし)。
この仕掛け自体はまあ、見られてないつもりで吐露された感情から
真実に辿り着いてループ物紛いのことをやっているだけなんですが、
終わった後に見るとすずの√で1日ずれて戻ってくることの布石だったのかなとも思えます。
後は前述の通り、天音√のEDの入りが良いです。
蟠りが解けた後に禁じられながらも練習していたピアノの演奏と共にED入り。素晴らしい。


その他未解決点

結局晶を呼んだのは誰?

理事長、誰にも呼ばれてない扱いになってるのは世界が違うから。
(書きながら茉百合√見返したら普通に書いてありましたね…)
すずのが過去に来たのは晶を元いた世界に戻すため…なのはいいけど、
そうすると元の世界では特殊な遺伝子の保持者がいなくなるので研究の進みは遅くなりそうな…

 

結衣は何者?

舞台となる世界側のもう1人の晶。
本当は双子だったけどどっちかだけ産まれたとあるので恐らく。
結衣にもすずのが見えるのも、遺伝子が一致していることが原因の可能性が高い。