げーむろぐ

クリアしたゲームの備忘録。RPG/アクション/ADV/ノベルがほとんど。

Rance 5D -ひとりぼっちの女の子- レビュー

Rance 5D -ひとりぼっちの女の子-をクリア。
何となく勘付いてたけどランスはⅥからボリューム激増してて
それより前はあっさり死ぬけど全体は短いみたいな感じですね。

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タイトル画面

これで4飛ばして7まで終わり。
またノベル挟んで近いうちにランスクエストやると思います。
鬼畜王は動かせる環境用意できるか怪しいしifならまぁいいかな感じ。

 

概説

ランスシリーズ5作目。
DってついてるのはA~Cまで開発して途中で放棄した経緯があるそうな。
ロープライスなだけあり小ボリュームで大分粗削りな作りになってます。
プレイ時間は大体6~7時間くらい。雑魚戦は大体Ctrl押しっぱです。

 

舞台は次元の狭間の様な場所で、戦国ランスに登場する玄武が作った空間。
JAPANから切り取ったんだか模してるんだかわかりませんが和風な雰囲気です。
とある事情で人間の数が制限されているため、外部から侵入した
ランス一行とバード&コパンドンリズナ以外に人間は存在していない。
(妖怪や人工生命体はいる)
Ⅵでも登場するリズナとコパンドンが初登場。

システムが非常に独特で形容しがたい。
全5章に別れていて、各章とも前半はADVの様に情報を集めつつ解決策を探るパート、
後半がダンジョンに潜入してお馴染みのRPGパートになってます。
ここまではいいんですが、前半後半で共通のタイムゲージが存在していて
ADVパートで総当たりとかしてるとRPGパートで時間が足りなくなって詰みます。
の割に相変わらずくれる情報が少なくて、歩き回らないと行けないので初見難易度は高い。

RPGパートのシステムが曲者で、探索の行動決定がルーレット、
戦闘の行動決定がダイスロールになっています。

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RPGパートの行動決定フェイズ

時間をかけるほどランダム性を減らせるのは良く出来てるんですが、
これのせいで稼ぎが非常にやりにくく、一旦時間を気にし始めるとリセットの嵐が待っています。
戦闘も所謂オート戦闘のようなものではなく、完全にランダムなので
回復キャラ同士が残って千日手になったり、時間経過で自爆する敵相手に延々防御したりします。
終盤になると特定の目が出やすくなるアイテムが入手できる(これも運ですが)ので、
そこからようやく戦術を組めるようになりますが3章が地獄。


総評

B-。ランスじゃなかったら多分投げてた。

ADVパートで3分の1以上時間使うと稼ぎの時間が減ってかなり苦しいので、
特にわかりにくい2章3章は攻略見て進めてしまった方が良いと思います。
3章の象バンバラとかいう中ボスがえげつない強さ(高威力打撃+遊びなし)なのと、
ボスに特定レベルが必要なので計画的にやらないと真面目に詰む。
僕は詰みかけてリセットしまくった挙句3章開始からやり直して
そっからまた100回くらいリセットしました。

どこかでボードゲームの様なとか評されてたけどこんなんちゃうやろという感じで。
出目で成否判定したり威力変わったりならTRPGっぽくはあるかもしれないけどそれも違う。
リズナ加入までは女の子モンスターどう使うかは結構楽しいのと、
4章以降はミカン箱とNの虫(Nの目が出やすくなる)でようやく
計画的な育成と戦術が組めるようになるのでそこからは結構楽しいです。
というか2以外の虫持ってないと多分ラスボスに勝てない。

ストーリーも特に言うことがなく、リズナの過去がわかるくらいなので
リズナ好きな人と珍妙なシステムに興味ある人以外は無理にやらんでもいい気がします。

全体が短いので頭からやり直すことも考慮に入れての設計で、
今のゲームに慣れてるせいで厳しく感じるだけな気もしますが
大分バランスが悪かった印象です。