げーむろぐ

クリアしたゲームの備忘録。RPG/アクション/ADV/ノベルがほとんど。

「スーパーマリオ64」―3Dマリオの原点を今更プレイ

ノベルゲー疲れてきたので休憩がてらアクションゲームをやってました。

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タイトル画面

マリオシリーズはちゃんとクリアしたのがスーパーマリオワールド(SFC)だけで、
後はスーパーマリオブラーザーズ3と、6つの金貨をちょっと触ったことがあるくらい。
アクションじゃないのならパーティとかカートもちょこちょこ触ってはいます。

概要

タイトル スーパーマリオ64
開発 任天堂
ジャンル 3Dアクション
機種 NINTENDO64/Wii/Wii U/Nitendo Switch(マリオ3Dコレクション)
発売日 1996/06/23(オリジナル) 2020/09/18(コレクション)
傾向 ストーリーはほぼ無し、難易度は高め
プレイ時間 約18時間(スター78個)
総評 B
その他 操作性に難アリ

NINTENDO64のローンチタイトルにして3Dマリオの1作目。
横スクロールから3Dアクションになったことでかなり毛色が違うゲームになっています。
順番にステージをクリアしていくのではなくて、各エリアに複数ステージが存在して
その中から必要数のスターを取得して次のエリアに進んで、を繰り返していくので
苦手なステージはスルーしても進めるようになっています。

評価

二十数年超しにやってるので当然と言えば当然ですが、
ギミックがどうのとか言う前に操作に慣れるのが大変です。
慣れても慣性が効き過ぎるのとカメラワークが劣悪なのはどうにもならないし、
後半は踏み外したら即死みたいなステージばっかりなのでやはり難しい。

構成

各ステージにスターが6個*1あって、
コインスター以外のスターを取得すると強制退去。
ステージ開始時にどのスターを目標にするかが選択できて、
基本的には順番に取っていくと難易度が徐々に上がっていくようになっています。

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左は1個しか取得していないので1か2しか選べない、右は全部取得しているので1~6まで選べる

また、どれを選択したかでステージ内のギミックが変化して、
別のスターを狙っていてもうっかり取れてしまう物がほとんどですが、
中には選択しないと絶対取れないようなものもあって、
明らかに怪しい場所を無駄に調べることになったりするのはちょっと困りもの。

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明らかに何かありそうな感じだが、別のスターを選択してるので何も出てこない

とは言え、ヒントを出しつつ段階的に攻略させていく試み自体は中々良いです。

後は、みずびだシティとかチックタックロックみたいな、
入った高さで状態が変わるのは面白いし、
クッパコースではそれまでの総合力が試されるような形になっていながらも
個々の難易度は下げられているのもよく練られていると思います。

カメラワーク

一番の問題点はここ。

  1. 俯瞰視点で見ることができない
  2. 真後ろからの視点にできないことがある
  3. マリオの後方を確認するような視点にできない

通常であればどれもそこまで問題にはならないんですが、
狭い足場や細い通路を渡ることが多いので死活問題です。
あくまでプレイヤーの視点ではなくて、
マリオの視界と自分の位置の相対位置をカメラで表現してるんだと思いますが
高い難易度を更に高める形となってしまっています。

操作性

これは地上と空中でそれぞれ異なる難しさがあって、
地上では慣性のかかり方、空中では高度調整の仕方があります。

慣性のかかり方

ダッシュやジャンプ後はすぐ止まってくれず、
逆方向に入力するか再度ジャンプしてヒップドロップしないと止まれません。
前述の通り狭い足場をジャンプで渡っていく時にかなり厄介な要素になります。
また、通常時も走り出しの加速と相まって中々看板が読めなかったり。
雪山ステージでは当然更に酷いことになります。
ゲーム中でもヒップドロップするとピタッと止まれるぞみたいなアドバイスがあるし
物理エンジンの処理の都合上仕方なかった部分は結構ありそうな気がします。

高度調整

正直こっちは砂漠ステージでもう嫌になって詳細な仕様がよくわかってないんですが、
羽マリオ状態の時は飛行というか滑空しているような状態で、
下がれても上がれない感じだと思うんですがなんか突然急上昇することがある。
これのせいで旋回がめちゃくちゃやりにくいのと、コインは近くにあるものしか
認識できない仕様が相まって空中のコイン回収は本当につらい。

感想

ざっくり言うと、バンジョーとカズーイの大冒険
クラッシュ・バンディクーを足して割ったような感じでしょうか。
勿論、これらの方が後発であるしパクりとかそういう話ではなく、
3Dアクションとしての前者の構成と後者のシビアさが似ているというだけの話で。

ギミックの方も、初見殺しされたり勢いに乗ったところで処されるのは醍醐味ですらあるんですが、
精密な操作を要求されるのにやり直しが面倒なギミック(渦潮の宝箱とか)や、
悪意のある配置(チックタックロックの上方にいる投げ飛ばす奴とか)は
かなりストレスフルなのでスターコンプは諦めた次第です。
…これらがなくても後半ステージのコインスターとか地獄でしかないような。

スターコンプしたのはテレサのとこまでで、後はアクションが難し過ぎたり
どこにあるのかわからなかったりで、各ステージ最低1個スター取得を目指して78個で終わり。
Switchのプロコンでも左親指を酷使して結構痛くなりましたが、
64のスティックで1日中やってたら皮剥けそうですね。

*1:コインスターを入れると7個