新年一作目は半年遅れでアンリアルライフです。

5月に配信開始した時に目を付けたまま埋もれたんですが、
年末セールで思い出して軽いの挟むかという感じで。
確か十三機兵の後でADV疲れしていて見送った気がします。
概要
タイトル | アンリアルライフ |
ブランド | ヨカゼ |
ジャンル | アドベンチャー |
機種 | Nintendo Switch/Steam |
発売日 | 2020/05/14(Swtich),2020/11/20(Steam) |
傾向 | ドット絵、謎解き(易しめ) |
プレイ時間 | 約6~7時間 |
総評 | A |
その他 | 微ホラー注意 |
ほぼ個人製作+ドット絵等でどことなくUNDERTALEを想起させる作品ですが、
雰囲気は若干似てるもののゲーム性は大きく異なり純粋なアドベンチャーゲームです。
コマンド選択だけではないけどアクション要素があると言えるほどではない感じ。
謎解き好き且つぱっと見で雰囲気気に入ったならオススメできると思います。
評価
総合評価
サクッと遊べて、読むだけでないながらも温かいストーリーを感じられる良作です。
雰囲気重視な作品だと思ってハードル下げていたのもありますが、
謎解き系のアドベンチャーとしてはシンプルながら良く出来ています。
ただ物の記憶を読み取る能力と195の助言がほぼそのまま答えに
なってしまっていることが多く、難易度は大分易しめです。
給水所のラストはヒント止まりで面白かったり、
たまに前提に気付きにくいとこがあったりはしますが。
シナリオ自体はそこまで凝っているわけではないですが、
メルヘンなキャラクターと幻想的な世界、ホラーな演出が設定と上手く噛み合っています。
この辺の機微はドットの方が上手く表現できる気がするので
インディーズの方がやりやすいのかもしれません。
以下ネタバレ注意です。
(偶に言ってない時もありますが、総合評価から下はネタバレに踏み込むことが多いので注意です)
シナリオ
ざっくり言うと、非現実の世界で成長して現実に戻ってくる、明確に行って帰るタイプのお話です。
少しダークに寄せてコンパクトにしたリトルバスターズみたいな感じでしょうか。
途中までは先生かアメミヤが怪しい感じで進んでいくんですが、
真相を探っていく過程でこの世界の仕組みと温かさに気付いていきます。
感情的な科白やら現実に帰還した後どうしたかは語られていないので
想像にお任せされている部分が大きいですが、
この刹那の世界で先生の真摯さと命の大切さに気付いた主人公・ハルは
どういう手段を採るにしろ強く生きていくことでしょう。
演出
アドベンチャーパートで使う演出をシナリオ上に持ってくるのは見事、
やっぱりこういうことが出来るので純粋なノベルゲームよりもADVは強いと思います。
幻の駅で偽の先生と対峙した時にガイド出てるのとかあの辺りが特にですね。

背景
単純に綺麗というよりも、ドットを駆使した夜景の幻想的な雰囲気に圧倒されます。
水面の反射表現とかも中々凄いのでこれは実際見ていただければ。

