げーむろぐ

クリアしたゲームの備忘録。RPG/アクション/ADV/ノベルがほとんど。

【ロマサガRS】技・術と武器の属性について

属性付きの武器を装備する必要があるかどうか、の疑問をちょくちょく見かけます。
実際ややこしいのでまとめてみます。

結論

右上のアイコンが武器であれば技、属性であれば術。
技の場合は『武器の属性*1』は関係なく、術の場合は一致させる必要がある。

赤枠の部分が重要、黒枠は武器とは関係ない。
武器威力が技に、術威力が対応する属性の術に影響する。


これだけなんですが、間違えやすいパターンが多いので以下はそれの紹介になります。


属性の基本

まず、『術に対応する武器の属性』と『術の効果の属性』は別物。
(それぞれ一番上の画像の赤枠、黒枠の部分)
長いので以下、術属性(武器)と攻撃属性と呼ぶ。


術属性(武器)は、火・水・風・土・光・闇の6つ。
対して、攻撃属性は斬・打・突・熱・冷・雷・陽・陰の8つ。
後者は技と共通、要は敵にどの様なダメージを与えるかの種類。


基本的には以下の対応になるが、当てはまらないものもある。
火→熱
水→冷・雷
風→斬・突
土→突・打
光→陽
闇→陰

火・光・闇はほぼそのまま、水、風、土がややこしい。
大昔ロマサガ2の話題で「術師が引き起こしていても岩石が降ってきたら物理的なダメージがあるだろう」の様な話を見かけたことがあり、それを踏襲していると思われる。
斬・突・打は直接攻撃による物理的なダメージ(術は術なので攻撃側のパラメータは知力を参照するが、防御側は精神でなく体力を参照する)と同じ、それ以外は所謂魔法ダメージ的な扱いになっている。
ロマサガRSでは防御側のステータスも技・術どちらかでしか判定していない。
(多分そうしないと、斬+冷の場合等はどっちを参照するのかややこしいせい)
術の場合は攻撃属性にかかわらず、攻撃側は知力、防御側は精神を参照する。

天華嵐墜(風術、攻撃属性が斬+打)を当てた時のダメージ比較

左が通常、中央が精神デバフ(スプラッシュドルフィン)あり、右が体力デバフ(かめごうら割り)あり。

武器選びの基本

定義的な話はここまでで、具体例を見て確認していく。
以下のパターンで何を装備させれば良いのかを考える。

術師の術属性(武器)が統一されている
エスパーギャルの例

最も普通のパターン、火属性の武器を装備すればOK。

武器が杖以外のパターン
ミルザの例

技には『対応する武器の属性』という概念がないため、属性を一致させる必要はない。
無属性の武器を装備していてもちゃんと武器威力を加味した陽属性のダメージが入る。
イメージ的には武器で攻撃しつつ、ついでに属性がつく感じ。


上記のイメージからはズレるが、属性攻撃のみの遠隔攻撃をしている場合も同様。

ガラハドの例

どう見ても術だろという感じだがなので無属性武器で良い。

武器が杖以外で術を持っているパターン

基本的に術は武器種が杖のキャラクターが行使するが、それ以外でも術持ちは存在する。

ダリアスの例

闇属性の武器を装備しないと、パワースナッチ素手と同じダメージになる。

一つ上で「技には『対応する武器の属性』という概念が存在しない」と書いたが、杖以外の武器に属性がつくことはある。
技は武器種ごとで対応するパラメータ(腕力・器用さ・素早さ)により計算されるが、術は武器種に関係なくパラメータは知力、参照する武器の数値も武器威力ではなく術威力になる。



複雑なパターン

ここまでは基本で、以下の要素が絡んでくると更にややこしくなる。

  1. 複数の属性を持つ武器・術
  2. デバフ・状態異常
  3. 体術技特殊タイプ(知)
  4. 回復技・術

複数の属性を持つ武器・術

術属性(武器)は1つしか持てないが、武器の属性と攻撃属性は複数になることがある。
加えて、同じキャラクターが異なる術属性(武器)を持つ術を持っていることがある。

ロックブーケの例

水杖を持たせると2番目だけ、闇杖を持たせると1、3番目にしか武器の術威力が適用されない。
全部を使う場合は複数属性を持つ武器を装備する必要がある。

複数属性を持つ武器

※属性を3つまでは持てそうな作りになっているが、現時点では2つまでしか確認されていない

デバフ・状態異常

技であっても、デバフ・状態異常の成功判定は知力依存で行われる。

アルベルトの王者の剣

陽属性のダメージを与えるから武器は光属性が必要?
→術ではなく技なので誤り
→気絶だけを狙うのであれば知力を高くするために属性武器を選ぶのは正解

という二重のトラップが潜んでいる。
(属性武器は能力ボーナスが知力になるため、別に光である必要はない)


これは気絶に限らずデバフでも同様。
最近のキャラは技メインでもデバフを狙うデザインの場合は知力補正が高いことが多いが、デバフが入らないと感じたら武器を変えてみるのも手。

体術技特殊タイプ(知)

この注釈がある場合は、技であっても参照するパラメータが知力になる、というだけ。
錬成武器を作成する際に速で作っていると最適な武器にならないことと、技なので防御側は体力を参照する。

かみのほのお

ただし、体術で知力を参照するキャラすべてがこの仕様ではない。
数は少ないが、体術で術を使うキャラも存在している。

フレイヤの例

この場合はちゃんと火属性の武器を装備する必要がある。

回復技・術

ダメージを与える場合と計算式が異なるが、これも術の場合は対応する属性武器が必要。

ゴールデンバウム(体術)のケアル。これは技。
最終皇帝女(大剣)の月光。これは術。

一応、周回や復活用の保険として持つだけであれば、無属性武器でも問題はない。
(これは他のパターンも同様、術を持っていても使わないのであれば考慮しなくて良い)
また、参照するパラメータは武器依存でも知力でもなく、愛になる。


まとめ

ちゃんと定義から考えるとわかるんですが、直感的にわかりにくい部分が多いです。
取消線引いた部分は私も勘違いしていたのでまとめて良かったかなと思います。


ちなみに、武器と属性の関係では攻撃属性は関係ありませんが、『聖石』というシステムやキャラクターのアビリティはそちらを参照して補正をかけることも多くあります。
例えば、『冷属性攻撃のダメージが上昇』と書いてある場合、水術でも冷属性は対象で雷属性は対象外になりますし、冷属性の技は対象になります。


武器の属性と術属性(武器)は基本的に一致させる必要があり、攻撃属性はまた別物と覚えておけば大丈夫です。

*1:こう呼んでいるからややこしいのであって、正確には「武器に付与されている、術に対応する属性」とでも言うべきものだが、便宜上こう呼ぶ