げーむろぐ

クリアしたゲームの備忘録。RPG/アクション/ADV/ノベルがほとんど。

EVE burst error R レビュー

EVE burst error Rをクリア。

eve.el-dia.net

YU-NOやった後にこれもリメイクされるらしいことは知ってたんですが、
諸々割り込みで後回しになっていたところを#あなたのノベルゲーベスト10教えてのタグで
沢山上がっているのを見て優先度を上げて、という感じで今に至ります。

最初はSwitchでやろうとしていたんですが、
続編?のrebirth terrorに丸ごとくっついてると聞いてPS4でやることに。
(クエスチョンマークがついているのは、サブタイトルが異なる関連作が複数あって
どういう関係なのか今一わからないので、直接の続編なのかが不明なため)

 

 

総評

総合評価はA-。

シナリオはYU-NOほど壮大ではないが、アンダーグラウンド感が濃く
スパイ映画を見ているかのような感覚です。ほとんど見たことないですが多分。

システム面では何と言ってもサイドチェンジが光る。
人物の相関関係がかなりややこしい上に
正体や目的を隠しているキャラクターも多数いるため、
予想外の場所に予想外の人物がいることも多く、
片方のシナリオでえっ何でそうなってるのって思って
もう片方を見に行く、ということの繰り返しで
あっという間に時間が過ぎていきます。

マイナスつきの要因は種明かし部分。ちょっと納得いかない。
いや推理を強制させなければそこまででもなかったんですが…
長くなるので別項で。

プレイ時間は15時間程度。無駄な選択肢選びまくらない限りは
個別ルートがあるわけでもなくさっくり終わります。


シナリオ・キャラクター

基本的に登場人物は大人ばかりで、
それに伴い死生観・恋愛観が所謂ビジュアルノベルと大分異なる。

非科学的な現象もほとんどないので、
アクションは大体銃撃戦で精神の変調は大体薬がトリガー。

なのでファンタジックなゲームをメインでやってる場合は
合わないか刺激的かどっちかになると思います。


サイドチェンジ

上で触れたようにもう片方の展開が気になってでかなり上手いこと
活用していますが、助けがないと進めないとこでは進め方に依らず使う必要があります。
極端ながらも良くできているのが本部のデータベースに侵入するところで、
かなり頻繁にサイドチェンジを行う必要がありますが
プレイしていてかなり面白いポイントでもあるので必見です。

後、PS4だけなのかわかりませんが、
小次郎操作時はタッチパッドが青、まりな操作時は赤になります。
(シナリオ攻略後の共通部分は白)
細かい部分ですが中々粋な計らいです。


ヒント

どこでフラグ管理しているのかがかなりわかりにくいので、
特にこだわりがなければONにしっぱなしで良いと思います。
ただ、従いっぱなしではなく辺りの調査は適度にやっておいた方が
ゲームを楽しめるとは思いますのでその辺は個人の裁量で。


不満点

※核心のネタバレを含むため反転

ほぼ手掛かりがない別人格の肉体の共有はなしだと思うんですよね…
更に言えば薬を検査にかけたのに完全にシロって言われたら疑いようがなく。
本部長も上からの圧力でそう言ってたのかもしれんけど、
それならそうとわかるような描写は必要なのでは。

テラーが誰か個人を指すものではない、みたいな示唆がさんざんされたきたので
小次郎の症状と相まって、てっきり例の自白剤が首切り自殺を促すような物なのかとか
旧情報部の誰かしらに使えばテラーになるとか思ってましたがうーん。

後は真弥子の意識が眠っている時にしか出てこれないにしては
真弥子の活動時間が長すぎやしないか?
湊斗光みたいにあんまり出てこない代わりに出るときははっちゃけまくる感じなんかな。
もしくは周囲に気付かれない程度には真弥子のフリをして活動できるか。
ちゃんと見直せばアリバイ自体は取れてるんだろうけど、まりなは真弥子に発信機つけるとかは
しなくて大丈夫なのか。この辺は疑ってかかるべきではあったかもしれない。