げーむろぐ

クリアしたゲームの備忘録。RPG/アクション/ADV/ノベルがほとんど。

EVE rebirth terror レビュー

EVE rebirth terrorをクリア。

 

www.jp.playstation.com

これに入ってるburst error Rをやったのでその続きでプレイ。
一旦何か挟もうと思ったけどそんなに長くなかったしでやったら正解でした。

 

 

総評

総合評価はA+。

前作ほどは様々な組織が関わって来るわけではないので
その意味ではスッキリしていますが、クローンが登場するのと
変装したり潜入捜査したりしてる人物はいるのでその辺は若干ややこしい。
…ややこしいが、最後にはそれらが綺麗に繋がる素晴らしいシナリオになっています。
少しだけ展開が早いというか推理が若干飛んだな、という点があるにはありますが。

キャラクターと設定を引き継いで別個のシナリオと見ても非常に完成度が高いんですが、
最後でburst errorからそのまま続いてるんだなとなるのも非常に良い。
burst errorは未完でrebirth terrorで完結してると言っても良いくらい。

burst errorの目玉であったサイトチェンジについては
前作ほどにはゴリゴリに活用してはおらず、別の視点を挟んだことで結構早い段階で
共通部分に突入してしまっている。展開的にはまったく問題はないですが。

プレイ時間は同じく15時間ほど。前作と合わせても30時間程度で終わるので忙しい人にも。
自分なりに考えたのが外れてそっちか~ってなるのが楽しい人には本当にオススメです。


良かったところ

スペースが空いてる部分はネタバレ防止の反転です。

D5の正体

D4までは比較的早い段階で推測可能だが、
ロイズの推測も相まってD5についてはしばらくミスリードさせられた状態に。
D3とリバー氏の口論の辺りでアレ?となって、
桜花と橘花の対面辺りでンン?となって最後の辺りでそういやあの医者何してんだと
なってたところにぶち込まれた感じで中々刺激的でした。

というかD4似てなさすぎない?


橘花の正体

桜花の正体と言うべきか?
これもしばらくミスリードさせられ続けてご対面の時に???ってなってああ!と言う感じで。
散々分裂症状のこと言われてたからそっちかと思ったらそういうわけではなかったという。
そんでもって遺伝情報が同じなので…とかなり綺麗に伏線回収と事態の解決を行ったのは実に見事。


美ノ神みなとの正体

これについてはシナリオ構成上の技術とか伏線の張り方回収の仕方とかよりも、
純粋に前作から連綿を続いてきたお話なんやなという一点で感動しました。
結局ポーチは単なる置き忘れなのかわざと置いてったのかわからんままですが…


タイトルの意味

テラーが組織の方だと思ってたので事件の再来くらいに捉えていましたが、
最後でそっちか~ってなって前作で2つの意味があったの上手く使えてて凄い。
ストーリー終盤でタイトル回収好きなのでこれだけで評価上がる。


立ち絵など

絵のタッチが大分変わったのと、画面の縦幅を目いっぱい使わなくなって小さく見えるように
なったのがあって印象がガラッと変わりました。
どっちがいいかは何とも言えないところですが、
今作はぼっ立ちの立ち絵が多いのがちょっと気になりました。
(前作だと茜はカメラを構えていたり、弥生は煙草を持っていたりキャラによって特徴がある)
絵が大分変わったのもあっていきなり変装・潜入してるあかりを見破るのはなかなか難しい。
後小次郎だけ何か塗り方?に違和感がある。アイ〇スの王子みたい。

声はそこまで。本部長は明確に変わったなと感じたのと、前がキャラに合い過ぎていたので
違和感感じる人多いだろうなとは。

 

システム面

マップ移動は前回より格段に良くなっています。
前は全体を統括するマップ自体がなく、特定の場所から特定の場所に移動するだけな上に
位置関係を示す物がないので若干やりにくかった(ヒントONならそうでもないですが)、
今作は1回マップに出ればそこから一発で行けるのでやり易いです。