色んなところで散々紹介されてると思うのでちょっと思ったことだけ。
ハリーポッターの世界を知らない(興味がない)と良く出来ているけど世界観以外の独自の要素が薄いオープンワールド、ハリーポッターを期待し過ぎると最初はテンション上がるけど徐々にダレていくゲーム、という印象です。
私はそこまで好きなわけじゃないけどある程度は覚えてる、くらいでどっちつかず。
ゲーム好きの視点から見ても、ハリポタ読者の視点から見ても最初が面白さのピーク。
実績埋めまでしようとするとかなりの忍耐力が必要になりそうで、80%くらいで面倒になって終わらせにかかりました。
探索とメインストーリーの進行を自分で上手くバランスを取らないとこうなってしまうんだと思いますが、オープンワールドでそんなことできるかという感じではあります。
探索要素
魔法を使うので独特に見えるが、殆どが既知の道具やシステムに置換可能。
逆に言うと一定以上の面白さは保証されているとも言える。
箒で滑空だけでなくどこからでも飛べるのは特徴的、ただ移動が便利過ぎるせいでよりマップを埋める過程が味気ないものになっているようにも思える。
また以下の問題があるため、結構早い段階で作業と化す可能性が高い。
謎解きのバリエーションの少なさ
マーリンの試練、宝物庫はパターンが出そろうまでは楽しい。
中盤くらいで埋めにかかるとこれが一気に苦しくなる。
どっちも後になるにつれて要素が増えたりして複雑になるのではなく、謎解きに必要なオブジェクトの場所がわかりにくくなっていくだけなのも厳しい。
宝物庫に至っては報酬はしょっぱいわ実績に関係ないわで、
マップ上の邪魔なシンボルを消す作業にしかならないのがつらい。
同じ場所を何度も探索させられる
ある程度はどのゲームでもあると思うが、鍵開け『アロホモラ』関連で顕著。
これだけレベルが1~3あり、レベルを上げるために『デミガイズの月』というアイテムをクエストの依頼者に渡す必要があるが、あろうことかこの呪文で鍵を開けた先にこれがよく配置されている。
どういうことかというと、
①LV1の状態でひたすら鍵を探す(LV2~3が必要な扉は開けられない)
②LV2の状態で同様に鍵を探す(LV3以下略)
③LV3の状態で同様にやる(全部集めないとクエスト達成にならない)
それでいて鍵開けにレベルがいくつ必要なのかかなり近付かないとわからないし、ホグワーツの構造の複雑さと鍵の数が多さからとても覚えきれないので毎回虱潰しになる。しかもアロホモラで一発開錠ではなく、毎回スティックをぐりぐりやるそれなりの手間がかかる。
戦闘要素
主人公があまりにも外道だが序盤、中盤、終盤でやれることが結構変わって常に面白い。
謎解きとしては呪文を段階的に覚えるのを無駄に感じてしまうが、こっちにはプラスに働く。
雑魚戦の難易度は低いので好きなように戦えるし、スルーしても良い。
工夫して戦ってもいいし、ひたすらジャスガから通常攻撃とかやっても一応戦える。
回復アイテムの隙がほぼないこともあり、負けることはまずない。
問題は大勢相手にした時の相手のバリアとタフな敵が鬱陶しいことくらいか。
バリアについて
呪文は大きく分けて、移動系(紫)・攻撃系(赤)・その他(黄)・許されざる呪文(緑)に分かれる。
緑以外は相手が対応する呪文でないと解除できないバリアを張ることがある。
ターゲッティングの仕様と呪文によってはクールタイムが長いこともあり、思ったようにバリアが解除できないケースが頻発する。使用できる呪文が少ない序盤は特に顕著で、アクシオ→インセンディオをダメージソースにしていると、紫以外のバリアを破れない等がよくある。
古代魔法や許されざる呪文、一部の戦闘補助アイテムはバリアを貫通してそのまま解除できるので活用されたし。
タフな敵
トロールは中ボス扱いだが、終盤のゴブリンの拠点には普通にいる。
人間の中ボスや守護者はちゃんとボス戦感があって楽しいが、
こいつはただ体力が高いだけのワンパターン。
アバダケダブラは効くのでさっさと始末してしまうのが吉。