げーむろぐ

クリアしたゲームの備忘録。RPG/アクション/ADV/ノベルがほとんど。

「SEKIRO」―剣戟激しい高難易度アクションアドベンチャー

しばらく読み物続きだったので高難易度アクションゲームに手を付けました。

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タイトル画面

Bloodborneがかなり面白かったので同開発繋がりです。

概要

タイトル SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE
開発元 フロム・ソフトウェア
ジャンル アクションアドベンチャー
機種 PS4/XBox One/Steam
発売日 2019/03/22
傾向 高難易度、戦国、ホラー
プレイ時間 約35時間
総評 A-
一言 難しいが理不尽ではない

戦国時代風の世界で忍である主人公が武士とか化物を相手にしながら
主命を果たすためにあちこち駆け回るゲームです。
ボスがめちゃくちゃ強くてフィールドが狭いTsushimaって感じですかね。
あっちがこのゲームの影響を強く受けてるのでこれまた逆なわけなんですが…

聞いていた通り難易度はかなり高め。Bloodborneが可愛く見えるレベル。
基本的に雑魚戦は隠密から即死を決めていく形でルートの確保とかADV要素が強めですが、
大ボス戦は真っ向勝負でアクション要素を全面に押し出した形になっています。
基本的に何回もやり直してパターン覚えて、となるのでどれくらい時間かかるかは
かなり個人差があり、自分のプレイ時間も一例で早ければ20時間くらいで行けるかもしれません。
自分のプレイ時間はスルーできるボスもできるだけ(水中の首無し以外全部)撃破の場合です。

評価

総合評価

普段そんなにアクションやらない自分には難し過ぎて、
面白かったというよりも達成感と疲労感が凄いです。
全体的には難しいというよりも油断するとあっさり死ぬといったバランスですが、
設定上強いキャラが本当に強く壁として立ちはだかるので、
それを楽しめるかどうかで評価は別れそうです。

死にゲーでデスペナ有りですが、Bloodborneの時と違ってスキルも金も最低限あれば
それ以上は別になくても大丈夫なので、これに関してはそんなにきつくない。心がもつかどうか。
それが逆に稼ぎで難易度を下げられない、という厳しさに繋がってはいますが…
(大ボスを倒すと攻撃面、中ボスを数体倒すと防御面が強化できます)

プレイ時間の大部分が戦闘か探索でストーリー自体は非常に短いですが、
弦一郎戦後に色々な所に行けるようになると戦国風の世界観から一変して
不死の力や高位の存在に縋ろうとする人間の生き汚さや、
そんな状況下でも少数ながら人としての矜持を捨てないNPCのドラマがあります。
この辺りはポストアポカリプスや箱庭系のRPGらしさが少しありますね。

戦闘システム

敵を倒す手段として、体力を削り切る以外に忍殺が存在します。
気付かれていない状態で背後または上空から攻撃するか、
打ち合いで蓄積する体幹ゲージが最大値になった時に可能で、
残りの体力を全部持っていくことができます。

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画面中央上部に表示されているのが敵の体幹ゲージ。溜まり切ると体勢を崩し、忍殺を決められる。

人間の敵相手はほとんどこの方法で倒すことになりますが、
ボスに関してはある程度体力を削るまでは蓄積させにくく、
結果的に普通に戦ってたら体力が2割~半分くらいのとこで
忍殺できるようになることが多いです。

ヒットアンドアウェイで大きな隙にだけ差し込む様な戦い方をしていると
体力を自力で全部削らないといけなくなって長期戦になるので、
消耗を避ける意味でも、リトライの負担を軽減する意味でも
ある程度削ったらガードされる前提で攻撃→斬り返しを弾く、の様な
行動が必要になってくるのが面白いところ。

連戦のリトライ

特にリトライ多かったのが弦一郎*1とラスボス戦なんですが、
単純な難しさよりも連戦の途中で負けると最初からやり直しになって、
最終形態に余裕もってたどり着けるくらいにならないと突破できないせいです。
リトライの面倒さで難易度上げるのは前時代的な手法だと思ってるので少しもやもやします。

弦一郎2戦目はせめて雷返しの練習別でさせて欲しいし、
ラスボス戦は前座が一々邪魔だし1ゲージ目が慎重な打ち合いで時間かかるのでしんどい。
途中で雑になって捨てゲーしたりもしてました。

大忍び*2と怨嗟の鬼*3も苦戦度では同じくらいだと思うんですが、
こいつらはそういうこともなく最初からしばき合えるので楽しい。

おまけ

天狗のところにいた婆がおぬしならわかっとるじゃろうみたいなこと言ってたので、
怨嗟の鬼はNPCの成れの果てなのかという話。

行方知れずで隻腕となると仏師しか思いつかないですが、
泣き虫で怯むらしいので色々調べてみたらどう考えてもそうですね。
というかエマが御子の間に移動して以降、全然荒れ寺に行ってなかったので
仏師そんなストーリー絡んでくるキャラだったのかという感じですね…

*1:序盤の壁、ムドーみたいなポジション

*2:中盤の壁、ルートによっては戦わないらしい

*3:倒さなくても良い裏ボスってほどでもないけどおまけボス